献身的活動、他の模範/市「教育の日」表彰式
各部門の入賞者たたえる
2020年度市の「教育の日」にちなんで実施された標語・川柳の公募審査で入賞した市民ならびに模範児童生徒、教育功労者に対する表彰式が21日午後、市役所で開かれた。受賞者13人に大城裕子教育長が賞状と副賞を贈り、「各分野における献身的な活動は他の模範」と話して教育振興に対する貢献をたたえた。
毎年2月の第3日曜日は市の「教育の日」。教育に対する市民の関心と理解を高めることが狙いだ。家庭や学校、地域社会の連携の下に、市民全体で教育に関する取り組みを推進していくという目的も兼ねる。
例年は著名人を招いて講演会など市民向けのイベントを企画しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策で規模を縮小。表彰式のみを実施した。
表彰式で座喜味一幸市長は「次世代を担う子どもたちの健全育成に向けた取り組みが、宮古島市の将来を大きく左右するものと考えている」と教育の日制定の意義を強調。「激動の時代を生きて、未来を開拓していく多様な人材育成のためには学校、家庭、地域、行政が一丸となって取り組む必要がある。教育施策の進展と推進、基盤整備のために引き続き市民の協力をお願いしたい」と切望し、併せて教育の日に係る各部門入賞者に祝意を寄せた。
この後、大城教育長が入賞者全員を表彰した。その上で「今回の表彰は、学業面だけでなく、スポーツや文化活動等のさまざまな活動において、ひたむきに積み重ねてきた努力や行いの成果」と評価し、「献身的な活動は多くの市民や子どもたちの模範となり、市の教育の発展に大きく寄与するもの」とたたえて受賞者の日ごろの教育活動に対する貢献に感謝を込めた。
標語・川柳小学校部門に応募した下地小3年の長間結愛(ゆめ)さんは「ほん読めば みらいへつづく みちしるべ」と書いて初めて最優秀賞を受賞した。
作品については「本をたくさん読むと、いろいろな創造力と進む道がいっぱい広がると思って書いた」と振り返り、「初めての賞だからとてもうれしい。これからも作品を書き続けていきたいです」と笑顔で受賞の喜びを話していた。