3路線、今年度に完了/電線地中化工事
国道390号は新年度着工
2003年の台風14号でライフラインが寸断された災害を受け、整備が進む電線地中化は、平良城辺線など3路線の工事が今年度で完了する。県宮古土木事務所維持管理班と都市港湾班によると、電線共同溝の延長は合計8㌔になる。新年度からは国道390号が着工するなど、災害に強いまちづくりが着実に進んでいる。
国道390号の総工費は約8億円。平良港交差点からトゥリバー入り口交差点までの片側1・4㌔、両側計2・8㌔が整備される。工期は13年まで。
05年に着工した延長5・5㌔の平良城辺線は順調に工事が進んでいる。残りは250㍍となり、今年3月には完了する。
高野西里線は平良港交差点から北給油所交差点までの片側0・6㌔、両側1・2㌔の工事が終了。昨年度に完了した西里新里線(下里東通り)とともに引き込んだ電線の耐圧テストなど確認作業が進められている。
現在工事が本格化している保良西里線(北市場通り)は、今年度中に共同溝0・6㌔が埋設される。
来年度から用地交渉が始まる高野西里線(マクラム通り)の拡幅事業は現在、電線地中化の計画はないが、今後、整備するよう見直しが進められる見込みだ。