社会・全般
2021年2月26日(金)8:58
餅作りに大忙し/旧十六日祭のお供
えあんこたっぷり伝統の味
27日の旧十六日祭(ジュウルクニツ)に向け、宮古各地では24日、先祖にお供えする伝統の餅作りが本格し、餅のパック詰め作業で大忙しとなっている。
このうち伊良部で餅を製造・販売する店では、24~26の3日間で餅2000個を作るという。そのためパートの女性3人を雇った。
餅の中身はあんこがたっぷり。餅5個入りパックと10個入りパックが所狭しと並ぶ。
店代表の島尻実忠さん(80)は「創業60年を迎え、伝統の餅作りは絶やさないと頑張っている」と意欲を見せる。
妻の京子さんも一緒に働く。「皆がおいしいと食べるから、皆のパワーをもらって元気になる」と笑顔で話した。
旧十六祭は、毎年旧暦1月16日に行われる先祖供養祭。正月、旧盆と並ぶ大きな行事で、先祖に向こう一年間の無病息災や子孫繁栄を祈る。