時短要請期間が終了
解除も感染対策徹底/飲食店など
新型コロナウイルス感染拡大防止のために県が発出した緊急事態宣言が1日、解除される。それに伴い、県と市による飲食店などへの営業時間短縮要請期間が終了する。
要請期間は1月12日に始まり、当初は営業時間が午後10時まで、期間は同31日までだった。その後、県の緊急事態宣言発出により2月7日まで延長となり、営業時間は午後8時までの要請に変更。さらに同28日までに延ばされた。
飲食店にとっては49日ぶりの通常営業の再開となる。
宮古島社交飲食業組合の奥平玄信組合長は「宮古島はコロナの感染者が落ち着いてきているので良いタイミングではないかと思う。飲食店経営者は長期にわたっての時短営業や自主的な臨時休業などで経済的に追い込まれている。感染者を絶対に出さないように対策を徹底して営業するように組合で取り組んでいく」と語った。
飲食店のみならず関連業者も大きな打撃を受けている。酒店の経営者は「飲食店の営業時間短縮で売り上げが9割以上減っている。一日に注文が入るのが1、2軒。行政は飲食業やタクシー業界など支援する業種が偏っているように思える」と不満を話した。