就任1カ月「激動だった」/座喜味市長にインタビュー
座喜味一幸市長は就任から1カ月が過ぎた1日、宮古毎日新聞社のインタビューに応じた。座喜味市長は初の予算編成や組織の把握のほか、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策に当たったことなどを挙げ「激動の1カ月だった。特に新型コロナの患者数増加については毎日気をもんだ」と振り返った。教育長に女性を起用したことについては「今後も環境整備を積極的に進めていきたい」と述べ、女性登用を推進する考えを示した。
県議時代と市長就任を比べ「法令や条例、ありとあらゆる制度の中で責任と根拠のある発言をしなければならない」と述べた。
コロナ禍、市長自ら行動を自粛するという観点から島外出張はない。重要会議もウェブ会議が中心だ。「直接、市の立場を率直に述べたいがそうもいかない。コロナが収束した後でしっかりと示していく」
総額379億円の一般会計当初予算を市議会3月定例会に提案する。
初の予算編成。コロナ対策のほか、新たに農水産業や観光振興なども盛り込んだ。「最終的に市民所得10%増を約束しているので、短期的あるいは中長期的にやるべきことを芽出しさせる。基礎的な案件に関しては、予算の中で少なからず編成できたと思っている」と述べた。