砂川世之介君(砂川小4年)特選/福里さん、伊地君は佳作に
しきなみ子供短歌コンクール
第16回しきなみ子供短歌コンクール(主催・倫理研究所)の最終選考の発表がこのほどあり、砂川小学校4年の砂川世之介君が特選に選ばれた。その伝達が3日、同校で行われ、家庭倫理の会宮古島市の真壁勝美会長が砂川君に賞状を手渡した。同校からは同じく4年の福里華蓮さんと伊地龍誠君が佳作に入った。
砂川君の短歌は「手作りのブランコゆれて祖父笑顔笑い声までいっしょにゆれてる」。自宅の庭に祖父が作ってくれたブランコで遊んでいる自身の様子を眺める祖父の笑顔を詠んだ。砂川君は特選に「うれしい」とはにかみ、「短歌を作るのは楽しい。また作りたい」と話した。指導に当たった担任の下地成子教諭は「子供たちの感性は素晴らしい」と喜んだ。
福里さんの短歌は「ろうそくのあかりかこんでばんごはんみんな笑顔の台風の夜」、伊地君は「作りおきチンして食べる夏休み弟おこしお母さん役」と詠んだ。
短歌サークル「しきなみ短歌会」は1946年発足。今回の子供短歌コンクールには全国から約4万7000点の応募があり、文部科学大臣賞など3点、特選21点、入選287点、佳作441点が選ばれた。