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社会・全般
愛用の楽器プレゼント/古謝さん「良い音で演奏して」
宮高軽音部にドラム、ギターなど
島唄居酒屋「ぶんみゃあ」の代表者、古謝正行さんが6日、愛用のドラム、ギター、ベースそれぞれ1台と、アンプ2台を宮古高校軽音楽部(辺土名美希部長)に贈った。思わぬプレゼントに部員たちは「かっこいい」「すごい」と大喜び。辺土名部長は「この楽器を使って、いろいろな曲を演奏していきたい」と話した。
古謝さんは高校、大学時代に仲間とロックバンドを組み、いろいろな場所で演奏し腕を磨いてきた。
現在は自身が代表を務める居酒屋で、宮古民謡などをアレンジした唄を披露している。
しかし、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減。営業自粛や時短などで、めっきりと客足が途絶えた。「最近では以前に比べると9割減。ゼロの場合も珍しくない」という。
来店する観光客を前にして演奏する機会も少なくなっていた時、たまたま宮高軽音部が県のコンテストで優勝したことを知った古謝さん。「楽器も音を出して活躍できる場を望んでいるはず」と思い寄贈することにした。
贈呈式が同居酒屋であり古謝さんは「愛着があり手放すのは寂しいが、別のところで良い音を奏でさせてほしい」と話した。贈られた楽器は50万円相当という。
野原千愛顧問は「地域の方が子供たちの活動を支えてくれている。これを力に今後、大会で賞を取れるよう日々の活動に励みたい」と感謝した。