川満陽香理、新垣と並び県勢トップ ダイキン女子ゴルフ
トータル7アンダーで10位
【那覇支社】川満陽香理(平良東仲宗根出身)が出場した第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(主催・ダイキン工業、琉球放送)は7日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で決勝ラウンド最終日が行われた。川満はトータル7アンダーで、新垣比菜とならび10位タイで県勢トップの成績で2021年の初戦を締めくくった。
15位からスタートした川満は、前半は悪天候の中、1バーディー、1ボギーの我慢のゴルフを続けイーブンで折り返した。
天候が回復した後半は、「11番(パー5)でバーディーが来て元気が出た」と話すように、15番(パー4)と最終ホール18番(パー5)でもバーディーを奪い3バーディー、1ボギーの攻めのゴルフを見せ、最終日を2アンダー70で4日間の競技を終えた。
「やりきった」「皆さんのおかげ」
試合後のオンライン会見で、川満は4日間を振り返り、「やりきった感じはある」と納得の表情を見せたほか、結果については「最後の18番まで『(集中力を)切らさずもっていくぞ』という気持ちでラウンドできた。皆さんのおかげ」と感謝の気持ちを述べた。
有観客での開催を決めたことについては「凄い決断だったと思う」とした上で、「選手がそれに応えないといけないという思いと、県勢の1人でもあるので、その気持ちを最後まで持って頑張った」と胸中を明かした。
また、ギャラリーの前でプレーできたことに対しては「一打一打に拍手をもらえることがこんなに(自分の)力になるものなんだということを改めて感じた」と笑顔で語った。
スイングの改良が奏功
昨年8月からスイングの改良に取り組んできた川満は、「フェードボールを使うことで、攻めやすくなり、(コースが)広く見えた」と自信をのぞかせた。
今季については、「(スイングを)もっと磨けば上位にいけるという期待が自分でもある」とした上で、「自分が頑張ることで誰かの気持ちがハッピーになるのだとしたら、これからも優勝を目指して頑張っていきたい」と述べ、さらなる活躍を誓った。