グランプリにスコーン/第4回うまむぬ杯
「グローリーハウス」考案/コロナ禍 テークアウト商品で競う
B級グルメの開発イベント、第4回宮古島うまむぬ杯(ふぁい)の表彰式が13日、市内の飲食店で開かれた。69店舗計90品の応募の中からカフェレストラン「グローリーハウス」のスコーンが市長賞(グランプリ)に選ばれた。同店の石貝隼平代表は「光栄な賞を頂き、大変ありがたい。関係者や投票していただいたお客さまに感謝したい」と受賞を喜んだ。
市長賞以外には、宮古島商工会議所会頭賞(準グランプリ)に「たまご家おかん」の肉のりまき、宮古島観光協会長賞(同)に「アイランドパーラー レッドドラゴン」のガーリックシュリンプ、コスパ賞に「美琉太陽(ミルティーダ)」が選出された。
新型コロナウイルス感染症の影響で苦慮している飲食店を応援している「宮古島エール飯」とコラボレーションした。食材のテーマを設けず、テークアウト商品で競う形式が取られた。
1月1日から2月28日までの間に、利用者の投票によってグランプリを決定。期間中には過去最多となる1140票の投票があったという。
グランプリを取った「グローリーハウス」は中央通り沿いに店舗を構え7年目。スコーンは毎日4~5種類を焼き上げている。石貝代表は「毎日焼き続けていることが実った」と述べた。
主催者を代表して宮古島調理師会の奥平幸司会長は「コロナ禍で飲食店に足を運ぶ機会が少ないのでテークアウトに絞って実施した。受賞者にはおいしいものを作ってもらった。今後もこのイベントができるよう頑張りたい」と述べた。
座喜味一幸市長は「テークアウトという形でイベントを行い、新たな目が開けたのではないかと期待している。皆さんの研究で宮古の食のレベルをさらに上げてほしい」とたたえた。