新人古謝氏、出馬の意向/多良間村長選
現職との一騎打ちか
【多良間】任期満了に伴い6月20日投開票が行われる村長選挙に、新人で元村税務会計課長兼会計管理者の古謝政一氏が出馬の意向を固めた。22日、村議会の森山実夫議長、富原安則村議、渡口直和村議、豊見山正村議、本村健次村議の5氏が古謝氏に対して出馬を要請。古謝氏は「村民主体の村づくりに頑張りたい」と応えた。村長選挙には現職の伊良皆光夫氏が出馬の意向を固めており、現職、新人の一騎打ちの公算が高まった。
要請の席で、森山議長は、多良間製糖工場建設にかかる業者からの損害賠償裁判問題、製糖工場使用料未解決問題、水納島航路船の議会の関与を回避した不適切な裸用船契約問題など課題を抱えていると強調し、「これらの課題を適切に解決するためには、行政経験豊富で、清廉潔白な古謝さんをおいて他にいない」と述べ出馬を要請した。
これに古謝氏は「出馬要請を受け、重い責任を感じるとともに身の引き締まる思い。今、村には大きな課題が山積している。この大きな課題を早めに解決することが重要。村民の協力を得ながら、『住みたい島・住んで良かった島』そのような村民主体の村づくりに頑張りたい」と意気込みを語った。
任期満了に伴う村長選挙は6月15日告示、同20日投開票が行われる。村長選挙には現職の伊良皆氏も出馬する意向を示しており、伊良皆氏は28日に、古謝氏は4月10日に正式に出馬表明会見を行う予定。