大川さんに表彰状伝達/母子保健向上に尽力
市長、さらなる活躍期待
多年にわたり市の母子保健推進員として、母子保健の向上発展に尽力したとして、1月に開催された県母子保健大会(宮城雅也大会長)で表彰された大川艶子さんに対する表彰状の伝達式が26日、市役所で行われ、座喜味一幸市長から大川さんに表彰状が伝達された。
伝達を受けた大川さんは「あっという間の15年だった。地域の支えと明るい仲間たちから元気をもらって、頑張ることができた。さらに、私たちをまとめてくれた保健師たちがとても優秀で助けになったので心から感謝している。こんな素晴らしい表彰を受けたのでこれからも頑張りたい」と意気込みを示した。
座喜味市長は「最近は宮古島も、人と人の関係が以前に比べて希薄になってきている中で、大川さんたちのこうした活動はとても重要。そうした中で、しっかりと相談を受けて解決に尽力してくれたことを市としても感謝しているし、市民も感謝していると思う。これからも専門的な立場から母子保健の向上に力添えをお願いしたい」と激励した。
大川さんは、2006年から現在まで15年間にわたり、行政と地域のパイプ役として活動し、母子保健の推進、向上に貢献。教員、塾講師として培ったコミュニケーション能力を生かして、相手が抱えている悩みなどをうまく表出させ、共感、傾聴を心掛けた活動を展開した。
さらに、10年からは市家庭児童相談員として子育ての悩みやDV、児童虐待等の支援に携わり、地域で孤立しがちな若年妊婦や困窮世帯へ個々に合った寄り添う支援を展開し、状況の把握に大きく貢献してきた。