シニアオープン宮古での大会終了
主催のヨネックスが市長に報告
ゴルフのヨネックスシニアオープン沖縄IN宮古島を主催するヨネックスの黒子武常務が28日、平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、宮古島での開催を昨年の大会を最後に取り止めることを報告した。黒子常務は「宮古島は環境が良く、地元の人たちも協力してもらい大変素晴らしい大会だったが、諸般の事情があり終了という結論に達した」と理解を求めた。
宮古島で初めて開催されたのは2007年12月。下地のエメラルドコーストゴルフリンクスを舞台に、シニアプロ、アマチュア、U―シニア、ジュニア、レディースの出場枠があり、国内唯一の競技方式で注目度も高かった。市や宮古ゴルフ連盟、宮古体育協会などは、ジュニア育成や宮古島PRの絶好の機会として捉え運営に協力、市民ボランティアが大会を支えた。
昨年11月の第4回大会には120人が出場し賞金総額700万円、優勝賞金100万円で2日間にわたって争われた。09年には地元出身の友利勝良が優勝し盛り上がった。
下地敏彦市長は「残念なことだが、これまで宮古島のPRをしていただいてありがとう」と礼を述べた。
宮古島誘致に尽力したトーナメントプロデューサー山口哲芳さんは「トライ大会と同じように大きな大会にしていきたかったが、メーン企業の支援継続が難しくなった。年々ギャラリーも少なくなり盛り上がりに欠けてきた」と終了するに至った経緯を説明。「受け入れてくれる企業があれば継続する可能性もある」と話した。