新採用らに辞令交付/新年度スタート
市長「開かれた市政に」
2021年度の初登庁日となった1日、市の定期人事異動辞令交付式が市役所で行われ、座喜味一幸市長らが管理職の異動職員と新規採用職員の計80人に辞令を交付した。座喜味市長は訓示の中で「新しい宮古島市として行政も刷新する必要がある。もっともっと、市民に開かれた市政になるとともに市民ファーストで市民の思いを一身に背負って、かゆいところに手が届く行政を実施したい」と訓示し、協力を求めた。
今回の辞令交付も、昨年度同様に新型コロナウイルスの感染予防の観点から規模を縮小して実施。部長昇任者など管理職59人と21人の新採用職員一人一人に辞令が手渡された。
市長部局以外の辞令は、教育委員会は大城裕子教育長が、消防本部職員には羽地淳消防長がそれぞれ交付した。そのほか、式では新採用職員全員で、誠実かつ公正に職務を執行するとする宣誓も行われた。
座喜味市長は、新型コロナ対策について「全庁体制でしっかりと取り組んで良い方向に向かわせたい。ワクチン接種も大変重要な事業であり、速やかに安全に実施するためにも皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
そのほかにも「宮古島市には今、大きな発展のチャンスが到来している。この新しい体制でこそ大きく発展できると確信している。そのためには、市民から見て明るく、元気で希望の持てる市役所にすることが基本。山積する課題はあるが、全庁一体となって市政発展、市民の福祉向上のためにまい進しよう」と職員に訴えた。
新採用となった下地出身の幸地祐弥さん(23)は「辞令を受けて、改めて公務員になったという自覚が強くなった。市民のために貢献して信頼されるよう頑張りたい」と意欲を示した。