お酒飲んで運転しないでね
新1年生呼び掛け/春の交通安全運動出発式
「自転車に乗るならきみも運転手」をスローガンに春の全国交通安全運動(6~15日)の宮古地区出発式(主催・市交通安全推進協議会)が2日、市役所で行われた。市や県、宮古島署、宮古島地区交通安全協会などの関係者らが参加し、飲酒運転根絶と交通事故防止に向けて、関係機関と連携した取り組みを誓った。今回も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小して実施。式後は車両パレードも行われ、市民らに同運動をアピールした。
出発式の冒頭、全参加者で交通事故で亡くなった人に、1分間の黙とうをささげた。
今回の全国重点は、子供と高齢者をはじめとする歩行者の安全確保▽自転車の安全利用推進▽歩行者等の保護をはじめとする安全運転意識の向上―の3点。
地域重点は、「飲酒運転の根絶および危険運転防止」となっている。
主催者を代表して同協議会長の座喜味一幸市長(代読・友利克生活環境部長)は「今は、新型コロナの影響で活動が制限されているが、警察、関係機関と連携を密にして交通事故のない安全安心で住み良い宮古島の実現に向けてまい進するので協力してほしい」と呼び掛けた。
宮古島署の田場義浩署長は、3月末現在における事故の発生状況や飲酒運転の発生件数を紹介した上で「同運動期間中は、取り締まりを強化するとともに、関係機関と連携して交通安全教育や通学路、主要交差点などにおける事故防止対策を強力に推進したい」と話した。
誓いの言葉では、新入学児童を代表して西里亜偉斗君(南小)、友利新菜さん(東小)が、横断歩道は大きく手を挙げて渡ることを誓うとともに、大人たちに対しても「お酒を飲んだら絶対に運転しないでね」と呼び掛けた。
そのほか式では、小学校新入学児童に対して、交通安全グッズとしてランドセルカバーとレッスンバッグも贈呈された。