観光客「回復」の兆し/GW期間
レンタカー予約多数/新型コロナ
新型コロナウイルス感染拡大を受け、県は1日から3週間、沖縄本島20市町村の飲食店などへ営業時間短縮を要請している。県の時短要請に宮古島市は含まれていないが、3月29日から少人数であるが新型コロナウイルス感染者発生が続いている。児童生徒が春休みに入り、島外からの入域者が増えつつある中、レンタカー業者によるとゴールデンウイーク(GW)期間中は、ほぼ予約が入っているという。そのことから「観光客が戻りつつある」という声の反面、タクシー会社経営者からは「コロナの動向次第ではキャンセルが相次ぐ可能性もある」との指摘もあり、先行きは不透明だ。
4月に入り転勤や進学などで人の移動が活発になり、宮古空港では2日、店名のパネルを掲げたレンタカー業者がいくつか見られた。
あるレンタカー業者によると「現在の稼働率は6割程度だが、29日からのGWは予約100%になっている」という。別のレンタカー業者は「徐々に利用客が増えている、GWはどこも予約で埋まっていると思う」と話した。
日本トランスオーシャン航空(JTA)広報は「県から飲食店への時短要請が出ていることもあり、GWの予約状況は変化することもあるので発表は20日ごろになる」と回答した。
飲食店の経営者は「生活があるので観光客は来てくれないと困るが、あまり多く来られると怖い」と心境を話した。
長引くコロナ禍の中、観光業に携わる人たちはさまざまな反応を見せた。