新入生、表情晴れやかに/中学・高校で入学式
統合の城東中は34人入学
市内の中学、高校で7日、入学式があった。城辺地区の4中学校が統合して開校した城東中学校には34人が入学。在校生や教職員、父母の祝福を受けながら晴れやかな表情で学びやの門をくぐった。新入生の前田みぞれさんは「より良い城東中学校をつくれるように先輩方と協力しながら頑張りたい」と話し、城東中学校の歴史を刻んでいく決意をあいさつに込めた。
城東中は砂川、西城、城辺、福嶺の統合校。開校1年目の在籍生徒は1年生34人、2学級の2年生は計58人、3年生26人となる。
入学式は午前10時から開かれた。入場した新入生34人は在校生と共に校歌を斉唱。父母らも要覧に記された歌詞を見ながら統合校の校歌を口ずさんだ。
新入生を前に比嘉豊樹校長は、「城東中学校の歴史をつくる一員となる君たちにお願いしたいことは自分を大事にするということ。それと同時に、周りにいる仲間を大事にしてほしい。最高の仲間をつくろう。入学おめでとう」と歓迎した。
生徒代表の山川このかさんは「城東中は、四つの中学校が統合した新しい中学校です。私たちも皆さんと同じように、すべてが新しく不安なこともある」と素直な気持ちを話した。その上で「校訓にある進取果敢の精神で積極的に物事に取り組み、私たちと一緒に城東中の歴史の1ページをつくり上げていきましょう」と力強く呼び掛けた。
これに新入生代表の前田さんは「城東中学校の生徒としての自覚を持って、勉強や部活動に励みたい」と強調し、「一日でも早く自ら考え、行動できるようになります」と約束した。
式を終えた生徒たちは教室に戻り、それぞれの決意を胸に統合校での中学校生活をスタートさせた。
入学式は、新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底して行われた。全員がマスクを着用し、入場前には検温と消毒を実施。式も規模を縮小し、開始40分で全プログラムを終えた。