12日から施設入所者に接種/新型コロナ
一般高齢者は5月中旬以降に
「接種券、大切に保管を」
優先接種が行われる65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスのワクチンの第1便が9日、宮古島市に到着した。米製薬大手ファイザー社製。ワクチンは1箱に195瓶(975回)入っており、12日からは市内の高齢者施設の入所者から接種が始まる。第2便は26日の週には到着する予定で、高齢者施設の入所者約1000人は今月中に完了の見込み。一般の高齢者の接種は5月中旬以降になる見通し。市ワクチン対策室では「接種券は大切に保管」するよう呼び掛けている。
届けられたのは注射針や希釈するための食塩水とワクチン。ワクチンは1箱で195瓶入っており、1瓶当たりで5~6回の接種が可能だが、5回分として計算し、975回の接種を見込んでいる。
市新型コロナウイルスワクチン接種対策室の下地睦子室長は「ワクチンが無事に届いてほっとしている。まずは高齢者施設の入所者からだが、一般の高齢者もスムーズな接種に向けて対策室で準備を整えていきたい」と話した。
また、65歳以上の一般高齢者の手元にすでに「接種券」が到着している。多くの市民から予約の問い合わせが市や民間の病院などにも寄せられていることについて、同室では「予約はまだ始まっていない。コールセンターが27日に設置されるため、それから連絡をしてほしい。到着した接種券は保険証などと一緒に大切に保管してほしい」と呼び掛けている。
市では一般の高齢者はワクチンが供給され、予約ができる時期が来たらメディアや市のホームページで告知する。
ワクチン接種の予約などは27日から開設される市のコロナワクチン予約センター(電話79・7829)まで。