アクリル板設置などチェック/県の認証制度
飲食店の巡回開始/新型コロナ
新型コロナウイルス感染防止対策が徹底された飲食店を、県が認証する「感染防止対策・認証制度プロジェクト」の巡回が20日、宮古島市内で始まった。県宮古事務所と市の職員が大通りに面した飲食店などを訪問し、アクリル板の設置などの感染症対策をチェックした。21日は伊良部島を含む郡部などで実施される。
同プロジェクトは、ウィズコロナにおける安全・安心の店舗を「つくる・まもる・ひろめる」ための県民運動として実施された。
巡回は2段階方式で行い、基準をクリアした店舗には「認証済ステッカー」が付与される。今回は第1段階として、制度の告知と国の示す▽アクリル板などの設置▽マスク着用▽換気▽手指消毒-の4項目をチェックした。
第2段階は5月中旬以降に開始を予定しており、入店時の検温や感染対策の責任者設置、控え室の換気や人数制限など、17項目の感染防止対策を実施しているかを確認する。
県は12日から沖縄本島内の9市を「まん延防止等重点措置」の対象地域としているが、宮古島市は対象区域から外れている。飲食店関連での感染者が連日確認されているとして、宮古島市は9市と同様な要請を行っている。
この日は県職員20人、市職員10人の計30人が参加した。3人1組に分かれて、西里、市場、下里の3通りに加え、バイパスやマクラム通りなどに面した飲食店を巡回した。
21日は対象を郡部に広げ、城辺線や上野線、下地線、来間島、伊良部島で同様の活動を実施する。