次回予約11日から受付/29、30日に集団で実施
1200人、市保健センターで/コロナワクチン接種
市新型コロナウイルスワクチン接種対策室の下地睦子室長は30日、5月29日から予定している65歳以上の一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を2日間にわたり計1200人を集団接種で実施すると発表した。予約は11日午前9時から受け付けを開始する。接種日は29、30の両日。午前(9時~正午)、午後(1時30分~4時30分)に分けてそれぞれ300人ずつに接種する。場所は市役所に隣接する市保健センター。
第1回のワクチン接種は4月27日から予約受付を開始し、4月30日に締め切った。5月11~29日までの期間、市内14の医療機関で個別接種が行われる。
市では5月下旬にある程度のワクチン数が確保できる見通しとなったことから第2回の接種は集団接種とすることに決めた。
前回と同様で、予約は市の予約センターに必ず電話でする必要があり、予約時に希望する日時を伝える。また、予約する際には接種券に記載された「券番号」が必要となっている。
下地室長は、第1回の個別接種の予約締め切りを受け、当初、電話がつながりにくい状況だったことを謝罪するとともに、「現在でも予約を希望する人たちからの問い合わせが続いている。予約できた人はワクチンを無駄にしないためにも予約した日時に医療機関で接種してほしい」と訴えた。
また、「次回は集団接種で行う。なるべく多くの皆さんに少しでも早くワクチン接種の機会を設けられるように先行して行う。保健センターでの実施を踏まえて、今後はJTAドームなどで多くの人数の接種を行っていきたい」と強調した。
一方、下地室長はワクチン供給量について5月24日ごろに1万1700回分が搬入される計画となっていることも報告した。
ワクチンは1箱で195瓶入っており、1瓶当たりで5~6回の接種が可能だ。市では5回分として計算し、12箱(1万1700回分)を希望したが、割り当ては10箱となった。しかし、6回接種できる専用の注射器なども一緒に搬入されることから希望する回数分行えるという。ワクチンは6月にも供給される予定で、早ければ7月中には希望するすべての65歳以上の高齢者への接種が行われる見通しだ。
下地室長は「市内の急激な感染拡大を踏まえて、ワクチンを確保し、早急に接種を進めていきたいため、要求数も多くなっている。今回はほぼ要求が通ったと考えて良いと思う」と話した。