集団接種向け訓練/医師ら参加し課題確認
29、30日実施 高齢者1200人対象/コロナワクチン
市は8日、新型コロナワクチン集団接種会場となる市保健センターで新型コロナワクチン集団接種のシミュレーションを行った。地区医師会、地区薬剤師会などの協力を得て、市新型コロナウイルスワクチン接種対策室が実施し、本番さながらの訓練を通して、会場内の流れやスタッフの配置、接種者の動きを確認しながら行った。市では29、30の両日、65歳以上の一般高齢者を対象に集団接種を行う予定で、予約は11日から開始する。対象は1200人。
シミュレーションでは検温や体調チェック、接種券などの持ち物確認などを経て、受付へ、保健師による問診、予診票確認を行った後、医師の予診を受けて接種する。対応する医師は3人で、1時間で合計100人の接種を想定している。接種後は経過観察としてアレルギーなどがある人は30分、それ以外の人は15分待機した後、接種済証を交付し終了する。高齢者役は市職員が行った。
一連の流れを通して、▽各業務の所要時間の確認▽会場レイアウト、人員配置、必要物品の確認▽感染防止対策、副反応者への対応などの確認-を確かめるとともに、誘導する係や経過観察を行う係、接種を担当する医師らがそれぞれが担当するエリアの課題を確認し、本番に向けての改善点などを話し合っていた。
対策室の下地睦子室長は「シミュレーションで接種までの動線や改善点などを洗い出し修正を行う。本番には万全の体制を整えて、スムーズに行えるようにしたい」と話した。
集団接種は29日と30日。午前(9時~正午)と午後(1時30分~4時30分)に分かれており、それぞれ300人ずつ計4回行う。11日から開始する予約受付で希望する日時伝える。予約時は接種券に記載されている「券番号」が必要で予約人数に達し次第受け付け終了となる。
市の予約センターは(電話79・7829)まで。