新会長に奥濱剛氏/伊良部商工会
大浦氏退任/副会長は福島、与儀氏
宮古島市伊良部商工会の第39回通常総会が20日、市伊良部の東地区構造改善センターで開かれ、2020年度の事業報告、決算報告、21年度の事業計画、予算などが審議された。役員改選では4期12年務めた大浦貞治会長が退任し、新しい会長に副会長で奥浜組社長の奥濱剛氏(56)を選任した。奥濱新会長は「コロナ禍で事業所も経営的に大変だが、ワクチン接種もかなり進んできており、それとともに業績も右肩上がりでいくことを願いながら、商工会三役も力を合わせて、地域のより良いまちづくりのために頑張っていきたい」と話した。
また新しい副会長に福島商店代表の福島典子氏(65)、丸英運送代表の与儀盛氏(50)が選任された。福島氏は女性部長を兼任する。
退任する大浦会長は「皆さんの協力があって4期も務めることができた。また連合会に参加することでいろいろと勉強させてもらった。商工会存続の危機も会員の意思と思いを確認することで乗り越えられたことが一番の思い出。最後の会長にならずに、次の会長に引き継ぐことができた。これからも一会員として商工会のために頑張っていきたい」とあいさつした。
20年度決算は2236万円で65万円を繰り越し、21年度予算は2171万円とした。事業計画ではコロナ禍を踏まえ、影響を受けた事業者への融資・給付金・補助金や中小・小規模事業者の抱える課題の解決に向けて支援活動を実施するとの基本方針を掲げた。