社会・全般
2021年5月27日(木)8:58
夜空に赤銅色の月/皆既月食、宮古でも観察
満月が地球の影に完全に入る皆既月食が26日夜、宮古島で観察された。赤銅(しゃくどう)色の月が浮かび、初夏の夜空に「天体ショー」を繰り広げた。国内で見られる皆既月食は2018年7月28日以来。この日は今年、満月が最も大きく見える「スーパームーン」でもあり、二つの天体現象が同時に発生した。
皆既月食は午後8時9分から始まり、食の最大は同19分、同28分に皆既食が終わった。その後は欠けた部分が小さくなっていき、同9時53分に部分食が終わった。
皆既月食は太陽と地球、月が一直線に並んで起きる。
皆既月食中も太陽光が地球の大気によって屈折し、散乱しにくい波長の光が月面を照らすため、月が赤く見える。
日本国内で次に観測できる皆既月食は22年11月8日。