集団接種がスタート/新型コロナワクチン
65歳以上、初日648人/きょうも市役所で実施
65歳以上の一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が29日、市役所1階ロビーで始まった。初日は事前に予約を済ませた648人に実施した。きょう30日も同会場で648人を予定している。集団接種は6月17日まで13日間行われる。市ワクチン接種対策室によると、28日時点の接種予約者は個別接種等含め1万1540人。予約率73・7%。
集団接種は、午前8時30分から受け付けが始まった。午前と午後にそれぞれ324人ずつにワクチンを接種した。
午前に2人のキャンセル(来庁なく、連絡が取れない)が出たことから、集団接種従事者の50代後半の男女2人に接種し、ワクチンの廃棄はなかった。
接種後のアナフィラキシー症状の報告もなかった。
市対策室は接種予定者に対して▽接種券、予診票、身分証明書の持参▽予診票は事前に記入を済ませておくこと▽指定の受付時間に来庁すること▽肩を出せる服装で来庁すること―を呼び掛けている。
初日の集団接種を終えて、接種対策室の下地睦子室長は「午前の部で、朝食を抜いて接種した1人が少し気分を悪くした。糖分を取ると体調は戻った」と述べ、今後、午前の部で接種を予定している対象者は必ず朝食を取るよう呼び掛けた。 市では対象者に対して、指定された時間通りの来庁を求めながらも当日の体調管理の徹底と体調が悪い場合は来庁の控えるよう促している。
集団接種は市役所のほか、計八つの会場で行われる。6月は2、3日の伊良部地区(前里添多目的施設、東区構造改善センター)を皮切りに、JTAドーム宮古島や城辺公民館、市の下地庁舎、狩俣集落センター、上野公民館で順次実施する。