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スポーツ
2021年6月1日(火)8:59

吉永陸、ライト級優勝/県高校総体ボクシング

吉永涼はLウエルター級V


ボクシング競技で入賞した生徒ら。(後列左から)吉永涼介、知念監督、吉永陸人。(前列左から)譜久村、與座、上間=31日、沖縄水産高校(提供)

ボクシング競技で入賞した生徒ら。(後列左から)吉永涼介、知念監督、吉永陸人。(前列左から)譜久村、與座、上間=31日、沖縄水産高校(提供)

 ボクシングの県高校総体は31日、沖縄水産高校で各級決勝を行い、ライト級では北中卒でKBC未来3年の吉永陸人、ライトウエルター級では平良中卒でKBC未来3年の吉永涼介がそれぞれ優勝した。いずれも全試合RSC勝ち。ピン級では、宮古工業2年の與座力希夏が認定優勝した。

 吉永陸は決勝で沖縄水産の玉城亜洸と対戦。1回は攻めあぐねたが、「力みが取れた」と話す2回は手数を上げて追い詰め、最後は左フックで仕留めた。

 一方の吉永涼は、沖縄水産の親川奨を圧倒した。1回1分50秒でRSC勝ちを収めて優勝を決めた。

 2人は6月の九州、8月には全国インターハイに挑む。吉永陸は「九州にも全国にも強い選手はたくさんいる。まず九州で勝って弾みをつけ、全国でも頂点を狙いたい」と意気込んだ。

 吉永涼も全国チャンプに照準を合わせる。「今大会は減量で苦しんだので、九州大会や全国大会では今の体重を維持しながら練習に取り組んでいく。万全の状態で大会に臨み、優勝を目指したい」と意気込んだ。

 KBC未来の監督を務める元プロボクサーの知念健次監督は「2人とも攻めあぐねていたが、こうして勝ち切ることが大きい」と振り返った。九州、全国に向けては「修正点はある。力で倒しにいくのではなくてコンビネーションを絡めて倒すという技術を磨いていきたい。2人とも十分に頂点を狙える」と話した。

 吉永2人に加え、宮工の與座も九州に挑み、1勝すれば全国大会の出場権を得られる。知念監督は「3人で全国に挑めるよう練習を工夫していく」と話した。

 3人のほかに、宮工1年の譜久村輝一はライトフライ級で、同校2年の上間夕誠はバンタム級でそれぞれ3位に入賞した。


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