空港PCR検査スタート/宮古・下地島
初日18人利用、9月末まで
県は3日、宮古空港と下地島空港で新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を開始させた。発着便の搭乗者が対象で、インターネットで予約を受け付けている。両空港には検査会場となるプレハブ施設を設置。来島者で希望する人が検査を行い、初日は計18人だった。期間は今年9月末までの予定。
県は来県の際に出発地で事前のPCR検査を推奨している。諸事情により事前の検査を受けられずに来県した人のために、県外からの直行便が就航する離島空港に検査が受けられる体制を整えた。
PCR検査の料金は、県内在住者が3000円(身分証明書の提示が必須)、県外在住者は5000円となっている。陰性証明書を希望する場合は別途5500円が必要となる。
検査時間は宮古空港が午前9時から午後8時まで。下地島空港が午前9時から午後6時まで。予約なしでも検査は可能だが、予約者が優先されるため、事前予約を呼び掛けている。
検査方法は検体採取キットに唾液を取り、提出するだけ。午後2時までに検査をした場合は翌日に、午後2時以降の検査では翌々日に、結果が通知される。
1日当たりの検査数は、宮古空港が約100件、下地島空港は約50件を想定している。
沖縄PCR検査センターによると、両空港とも問題なく運営が開始されたという。検査した18人の内訳は宮古空港が14人、下地島空港が4人だった。
空港でのPCR検査は那覇空港、新石垣空港でも実施されている。