カツオ、マグロ次々と/佐良浜漁港
水揚げ量増え活気
カツオやマグロの水揚げ量が増加し、佐良浜漁港が活気づいている。関係者によると今週初めごろから水揚げ量が伸び始め、最近では1日当たり約3㌧の水揚げが続いているという。漁船の関係者は「例年ハーリー前はあまり良くないが、今年は思ったよりも良い。大きさはまだまだだが、これからが本番になるだろう」と話した。
ハーリーを前日に控えた12日、漁港に帰ってきた漁船からはカツオやマグロが次々に水揚げされ、関係者の笑顔が広がった。
水揚げされる魚の種類は、マグロよりもカツオの方が増えてきているという。
例年、ハーリー後には通称「トビダイ」と呼ばれる大物カツオが増えることから、多くの島民が「トビダイ」の大漁を心待ちにしているようだ。
新型コロナウイルスの影響は漁師の生活にも影響を及ぼしている。佐良浜漁港で行われるハーリーも、前年に引き続き規模を縮小して、関係者だけで御願バーリーのみを行う。
漁師の一人は「コロナの影響で魚の消費も伸び悩んでいる。ぜひ、島で取れた魚を積極的に消費してくれるとありがたい」と呼び掛けた。