64歳以下、来月7日から予約受付/基礎疾患ある人先行
今月下旬から接種券発送/コロナワクチン集団接種
市は14日までに、64歳以下の市民を対象とする新型コロナウイルスワクチンの集団接種に係る予約の受け付けを7月7日に始めることを決めた。基礎疾患がある人は、同6日まで先行して受け付ける。予約に必要な接種券は6月下旬から段階的に発送する。集団接種は7月14日に開始。9月末には希望する全市民に打ち終える計画で、域内における集団免疫の獲得を急ぐ。
優先度の高い65歳以上の接種が順調に進んでいることを踏まえ、64歳以下の接種計画を新たに立てた。9月末までに、最大8400人が接種できる計画だ。
7月の集団接種は、14日以降の水、木、土、日曜日に実施する。ここで1回目のワクチンを接種した人は、自動的に3週間後(8月4~15日)の期日に2回目を受ける。会場はいずれも市役所1階ロビーとなる。
予約は基礎疾患(呼吸器疾患や心臓病、腎臓病、高血圧、糖尿病等)を有する人や高齢者施設、障がい者施設の入所者、従事者を優先的に受け付けていく。これらに該当する市民は、接種券を受け取った日から7月6日までに予約する。
先行予約の対象にならない市民は、接種券が手元に届けば7月7日から予約できる。ただし、7月分の集団接種の定員に達すれば受け付けは締め切られる。
8月の集団接種の予約は同2日から受け付ける。25日から9月5日にかけて1回目を接種し、同15日から26日の間に2回目を打つ日程が組まれている。
集団接種の定員は、1カ月当たり4200人。
集団接種と併せて、かかりつけ医がいる医療機関での個別接種も同時並行で進められるが、予約の受け付け時期や接種期日の設定は各医療機関に任せられている。
市の接種対象者は12歳以上で4万9120人(65歳以上含む)。市は個別、集団を合わせて7割以上の接種を目指している。市のワクチン対策室の下地睦子室長は「集団免疫を獲得する上でも、75%まで接種できるように協力をお願いしていきたい」としている。