教育・文化
2021年6月15日(火)8:59
航海安全 大漁を祈願/各地でハーリー
コロナ収束も「御願」
旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に当たる13日、向こう1年間の航海安全と大漁を願う海の祭典「ハーリー・海神祭」が佐良浜漁港や久松漁港、池間島などで開催された。(6面に写真特集)
昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から多くの会場で中止や規模を縮小。
男たちによる勇壮な爬龍舟競漕(きょうそう)などのイベントは行わず、神事とサバニによる御願バーリーのみの実施となった。
一部の漁師からは「とても寂しいよ。来年は2年分の思いを込めて盛大にハーリーを開催したいね」との声も聞かれた。
ハーリーは、豊漁と航海安全を祈願する漁民最大の行事の一つ。各漁港で爬龍舟競漕が行われて毎年、大勢の人出でにぎわっていた。
新型コロナに係る緊急事態宣言下でのハーリーとなった今年は池間、狩俣、久松、西原、佐良浜、浦底で関係者らによる御願バーリーのみ行われ、島尻、布干し堂、荷川取、大神、高野、宮国(博愛)は中止となった。