5月観光客2万7600人/宮古、前年比2万人増
市観光商工部はこのほど、今年5月の市への入域観光客数について、2万7685人となり前年同月比約2万人の増となったと発表した。4月同様、新型コロナウイルス感染拡大に伴い激減した前年度実績を大きく上回ったものの、2019年度との比較では3割程度の回復にとどまっている。主要ホテルの平均稼働率は32%だった。
5月単月の入域観光客数は19年が8万3662人だったのに対し、20年は7万7996人減の5666人に。今年は2万7685人で、20年度から2万2019人(388・62%)増加したものの、19年度と比較すると5万5977人(66・91%)の減となった。
今年4月は前年同月比2万2414人増の3万3242人だった。
観光商工部は今年5月が前年度を上回った理由について、前月に引き続き新型コロナウイルス感染拡大による外国クルーズ船の全便キャンセルはあったものの、大型連休に伴った航空需要の増加や航空路線の運休が減少したことなどを挙げている。
ホテルの稼働率は、宮古島観光協会が島内ホテルの15施設を毎月調査している。今年5月の平均稼働率は32・25%で、前年同月の3・71%からは28・54ポイント増加したが、前月の42・69%からは10・44ポイント下回った。