休業命令に協力求める/県職員らが飲食店巡回
県と宮古島警察暑は18日夜、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言に伴う「営業時間の変更等の命令違反店舗巡回」を実施した。県の職員2人と宮古島署員2人が午後8時以降も営業している飲食店を訪ねて休業命令についての説明と協力を求めた。県は違反をしている店舗には最大30万円の過料を科すように裁判所に通知し、手続きを進める。営業しているほとんどの店舗は説明を聞いていたが、中には門全払いする店舗もあった。
県は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため酒やカラオケを提供する飲食店には休業、酒の提供をしない飲食店には午後8時までの時間短縮営業を要請している。
県の職員らは命令違反店舗として県のホームページで公表された12店舗を巡回。中には命令に従い、営業を自粛した店もあった。県の職員の説明に各店舗は「オーナーに報告する」「検討する」などの反応を見せた。大勢のスタッフを雇っているので、営業していくしかないと苦渋の選択をした店もあった。
営業している店舗は感染症対策を取っている店もあったが、スタッフや客がマスクをせず飲食している店もあった。
巡回の開始時間が午後8時すぎということもあって接客を伴う店舗は客数が少なかったが、居酒屋などは10人以上で「密」の状態になっている店舗もあった。
県は同日、新たに5店舗の命令違反店を公表した。
巡回には市の職員も参加予定だったが、都合により参加しなかった。