吉永(平良中3年)九州制す/ボクシング
アンダーJr西日本大会へ
アンダージュニアボクシング王座決定戦九州選考会57㌔級決勝が20日、宮崎県の日章学園で行われ、平良中3年の吉永羚将(知念ボクシングクラブ)が2回RSC勝ちで優勝した。吉永は7月に開催される西日本大会への出場権を得た。
男子57㌔級の出場者は4人。吉永は1回戦、決勝ともに2回RSC勝ちを収めた。決勝ではアッパーの連打でのけぞらせた後、得意の左フックで決めた。
優勝に吉永は「2試合とも判定前に勝ちを決められたことは良かった」としながらも「緊張して相手を見過ぎる場目があった」と反省点も挙げた。西日本大会に向けては「気を抜かずに練習に取り組む。西日本でも勝って、全日本大会出場を決めたい」と話した。
吉永を指導するのは、これまで宮古島の児童生徒に数々のタイトルをもたらしてきた元プロボクサーの知念健次さん。今回の優勝については「その力は十分にある。西日本大会も勝ってしっかり全日本行きを決めてほしい」と話した。
吉永の兄はKBC未来3年の涼介。先日の県高校総体ライトウエルター級で優勝し、8月の全国インターハイ出場を決めている。中学時代はアンダージュニア王座決定戦を制し日本一の称号を手にしている。