社会・全般
2021年6月24日(木)8:58
沖縄戦の実態を学習/多良間中
全校生徒参加し平和集会
【多良間】多良間中学校(垣花正人校長)は16日、同校体育館で平和集会を開いた。生徒たちが「ガマ」と呼ばれる鍾乳洞は戦時中、避難場所や野戦病院として使用されたが、中には集団自決の場となったことを紹介した。参加した全校生徒30人が、住民を巻き込んだ悲惨な沖縄戦のことを学びながら平和の尊さをかみしめた。
高江洲結愛さん、外間美徳さん(ともに1年)はスライドを使って「沖縄にはたくさんのガマがあり、(先の大戦では)住民の避難所や軍の病院となった」と紹介した。
このうち、読谷村の「チビチリガマ」については「多くの人が集団自決して亡くなった。自分の家族や親戚にも手をかけなければいけないような集団自決、とても悲しいことが起きた」と話した。
清村仁愛さん(1年)は「平和でいることを『当たり前』と思わずに、平和について考えていくことを忘れないようにしていきたい」と感想を話した。