宮古への来島者、増加傾向/緊急事態宣言
9都道府県で解除後、初の週末
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が9都道府県で解除され、初の週末となった26日、宮古空港には多くの観光客が降り立った。ロビーにはレンタカー業者が並び、家族連れらが手続きを行っていた。沖縄県は全国で唯一、緊急事態宣言が発出されているが、来島者は増加傾向になっている。
東京や大阪など9都道府県は20日に緊急事態宣言が解除された。一方で沖縄は医療提供体制がひっ迫していることから7月11日まで宣言が延長されている。
航空会社の関係者は「先週に比べると、利用客は少しずつ増えている。ただ、劇的に変わったわけではなく、コロナ前の水準にはまだまだ戻っていない」と述べた。
ホテルの関係者は「緊急事態宣言解除のニュースが出始めてからは予約が増え続けている。宿泊する観光客は先週より多くなっている」と語った。
レンタカーの各店舗はコロナ前と比べ、保有台数を減らしていることもあるが、予約はほぼ埋まっている状態という。
あるレンタカー店では「緊急事態宣言の解除と夏に向けての繁忙期ということもあり、予約は100%に近い。どこの店も同じだと思う」と話した。
26日は雷注意報が出されるなど悪天候となったこともあり、観光客に人気の前浜ビーチでも人出はまばらだった。
マリンレジャー事業者は「宣言が解除されて観光客が増えることを予想していたが、この天気では仕方ない。晴れれば人は増えると思う」と期待した。