市議選告示まで3カ月
新人元職予定者は与党系多数
任期満了に伴う市議会議員選挙の告示まで3カ月となった。立候補を予定している新たな顔ぶれの新人・元職は、座喜味一幸市長を支持する与党系が多数を占めている。市議現職の与野党構成とは逆の状況になっており、改選後の構図がどう変化するか注目だ。
市議の任期満了は11月12日。選挙は10月17日告示、24日投票、即日開票。定数は24で変わらず。現職はほとんどが再選を目指すとみられる。今期限りで勇退を表明しているのは、今のところ佐久本洋介氏(73)のみで、現職では与党5、野党18の勢力となる。
新人・元職で16日までに立候補の意思を固めているのは(五十音順に)農業の上地堅司氏(52)=市上野、自営業の狩俣勝成氏(52)=市平良、元市職員の久貝美奈子氏(49)=市平良、元市職員で団体職員の下地信男氏(61)=市下地、会社役員の砂川和也氏(41)=市平良、元学校長の砂川茂和氏(62)=市平良、会社役員の砂川盛栄氏(70)=市城辺、元市議で農業の長崎富夫氏(71)=市平良、自営業の仲間誉人氏(45)=市伊良部、会社代表の中村靖氏(47)=市平良、元市議で会社役員の西里芳明氏(64)=市城辺、会社代表の根間康雄氏(60)=市平良、元新聞記者の山下誠氏(45)=市平良=の13人。ほかに新人1人の動きがある。
新人・元職では座喜味市長を支持する与党系は上地氏、久貝氏、砂川茂和氏、砂川盛栄氏、長崎氏、仲間氏、西里氏、根間氏、山下氏の9人。野党系は下地氏と中村氏。是々非々のスタンスの中立系としているのは狩俣氏と砂川和也氏。現在、少数与党で難しい議会対応を迫られている座喜味市長の意向が反映された格好だ。
今年1月の市長選挙で座喜味市長を支えたのはオール沖縄勢力と一部保守層でつくる「ワンチームみゃーく」。与党系のうち8人は「ワンチーム」と連携することを確認しており、ほかの新人1人を加えると、座喜味市長はこの段階で9人の擁立にこぎ着けた。
これまでの動きで、現職と新人・元職を合わせると与党系は15人、野党系は20人、中立系は2人となっている。