04/15
2025
Tue
旧暦:3月18日 友引 甲 
社会・全般
2021年7月17日(土)9:00

「デルタ株」疑い初確認/宮古で3人コロナ感染

県内検出率14・8%に拡大

 【那覇支社】県は16日、新型コロナウイルスの変異株について、 新型コロナに感染した243人を検査した結果、宮古島市で初めてインド由来のデルタ株の疑いがある「L452R」の感染例が3件検出されたと発表した。県全体では、1週間で同変異株36人が判明した。検出率は14・81%で、前週の3・80%から大幅に増加した。

 L452R型の確認数は、県内累計で56件。保健所別の検出数は、中部が28人で最も多く、次いで那覇が12人、南部7人、八重山4人、宮古3人、北部2人。このうち、ゲノム検査で新たに17人がデルタ株と確定したといい、県内でデルタ株と確定した合計は31人となった。

 オンラインで会見した県の糸数公医療技監は、県内で3月末から感染が広がった英国型を含む「N501Y」が検出率10%を超えたあたりから急速に増えた経験を踏まえ「デルタ株の感染力が強いということを考えると、来週、再来週にかなり増えていく可能性がある」との認識を示した。

 その上で、県内の感染者数が増加に転じつつあるとして、「変異株が加わって急拡大することを懸念している」と述べた。

 同日は、宮古島市で新たに3人が新型コロナウイルスに感染したことも明らかにした。県関係では、前週の同じ曜日と比較して21人多い76人の新規陽性者が確認された。また、県は新たなクラスター(感染者集団)を5件認定し、県内クラスターの累計は267件となった。

 宮古島市で新たに感染が確認されたのは、市在住の10歳未満(職業確認中)と20代(飲食業)、40代(サービス業)の女性3人。推定感染経路は、保健所が調査しているという。

 市内の療養状況は、宮古病院に入院中3人(中等症2人、軽症1人)と宿泊施設療養者19人、自宅療養者1人、入院調整中1人の計24人。民間病院に入院中のコロナ患者はいない。

 県の定める警戒レベル判断指標で最も高い第4段階「感染まん延期」は、療養者数(609人)、直近1週間の新規感染者数(406人)の2指標。

 米軍関係では、新たに14人が新型コロナに感染したと報告があった。基地従業員の新規陽性者は確認されなかった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!