市役所においしい匂い/「夕方市」がスタート
16店舗が自慢の味/コロナ下、飲食店応援企画
新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、営業自粛中の市内飲食店を支援する「夕方市(アララガマ市)~料理人の魂を味わおう!~」が19日、市役所敷地内で始まった。期間は土・日曜日、祝日を含む緊急事態宣言が解除される日まで。時間は午後5時から同7時30分。市観光商工課では「今後参加店舗を増やすことも検討したい。飲食店を応援するためにも、多くの市民に利用してもらいたい」と呼び掛けている。
開始時間の午後5時前から多くの市民が、マスク姿で集まった。初日は16店舗中14店舗が販売を開始。各店舗の自慢の味がずらりと並べられ、市民らが列をつくって購入していた。
焼き鳥など酒のつまみからミニオードブルまで各店舗によって品ぞろえはさまざま。デザートも人気を集めていた。
宮古島調理師会の砂川英輝会長は「このような場を提供していただき、感謝している。店舗が再開するまでの働く場になり、第一歩だ」と述べた。
FineDining久玄達は開始20分で用意した17食が完売。小渕進代表は「売れ残りを心配したが、すぐに売り切れてうれしい。集まっている市民も飲食店も生き生きとしているように感じた」と笑顔で語った。
子供3人と訪れた日野聡子さんは「子供たちが麺類が好きなのでボロネーゼを購入した。なかなか外食ができないので、いい機会になった」と話した。
宮古島地方には台風6号が接近する予報。夕方市は暴風警報が発令中の場合、開催されない。