スーパー、商品品薄に/のろのろ台風6号影響
貨物船の欠航長期化で
迷走しながらのろのろとゆっくりとした速度で宮古島地方に長期間、影響を与え続けている台風6号。これからが最接近ということもあり、貨物船の欠航期間も長期化する見込みで市内のスーパーやコンビニエンスストアでは食料品を中心に多くの品物が欠品となっている。さらに、貨物船の今後の入港にめどが立っていないことから、しばらくは商品の品切れや品薄状態が続きそうだ。
22日に営業していた市内のある大型スーパーは「この台風には本当に困っている。今はまだ比較的風が弱いので店を開けられるが、23日以降どうなるか分からない。牛乳やラーメン、生鮮食品などの多くが品切れとなっている」と話した。
今後については「早ければ日曜日(25日)には貨物船が入港して、通常に戻れるかもしれないが、26日以降になることも十分にあり得るので、しばらくは多くの商品で品薄の状態が続くと思う」と頭を抱えた。
買い物をしていた50代の女性は「暴風警報が出ていたので閉まっていると思ったが、営業していたので助かった。この台風の影響でしばらくはスーパーやコンビニに商品が届きそうにもないので、いろいろ必要な品物を買って備えたい」と話し、急ぎ足でカートを押しながら、必要な品物を買い求めていた。
コンビニエンスストアでは弁当や総菜を買い求めに来た客が、空の陳列棚を見て飲み物だけを購入して帰る姿が見られた。
ある店舗の店長は「弁当などの製造を止めているので、しばらく入荷しないと思う。店の方は発電機も準備して停電にも対応する。よほど危険な状態にならない限り開店する方向でいる」と話した。