宮古入域観光客 初の40万人達成へ/2010年度
1月末現在で34万人超
県議会観光振興・新石垣空港建設促進特別委員会の比嘉京子委員長ら11人と委員外議員1人の計12人が7日、宮古島市の観光視察調査および観光振興に関する意見交換のために来島した。県宮古合同庁舎の意見交換で、下地敏彦市長は「2010年度1月末現在の宮古の入域観光客数は34万941人で好調に推移している。初めて40万人を突破する勢い」と述べた。
一行は、観光施設のうち、宮古の入域観光客数が増えている要因の一つに、TBSテレビが城辺長北にある民宿「夢来人」を放送していることを挙げ、同施設などを視察した。
参加者らは、宮古の観光の現状と今後の取り組みについての議題で意見を交わした。
下地市長は「県と県立運動公園の整備について話し合っている。新年度には調査費が付きそうだ。修学旅行の民泊は昨年が約4000人で、今年は約7000人を予想している」などと語った。
市観光商工局の奥原一秀局長は「2010年度1月の入域観光客数は前年同月比で6・2%増、3万4719人。10カ月を合わせると計34万941人。残り2カ月で約7万人の入域観光客数が予想される」と説明した。
その上で「観光客数の好調を維持しながら、今年度開催したマンゴーまつりや宮古牛まつりは、引き続き新年度も開催する。4月には海中公園がオープンし、それに併せて新しい海のイベント『海族まつり』を立ち上げする。また『生まり島ミャーク』大会を開催し、県内外に魅力ある宮古島を発信していきたい」と強調した。
宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「本土からエコ関連産業の関係者らが多く訪れるようになっており、今後エコ観光が増えると考えられる。エコアイランド宮古島は、将来的には明るい展望。誘客活動に積極的に取り組む」と語った。
宮古島商工会議所の下地義治会頭は「観光産業の発展に向けては、いろんな面から協力し支援して行きたい」と意欲を示した。
一行はこの日の午後、空輸で石垣島に向かった。