宮総実が珠算全国9位/県勢初、個人でも入賞の快挙
2年生の大里、久貝、平良さん
高校生のビジネス計算競技(珠算)全国大会で、宮古総合実業高校の大里亜希子さん、久貝香莉奈さん、平良林華さん(ともに商業科2年)が団体9位に入賞した。学校によると9位入賞は県勢初。個人総合でも大里さんが九州大会に続き同校初の入賞を果たした。3人は「次は全国制覇を目指します」と笑顔を見せた。
全国大会は68回目。各県代表45校が参加し、7月23日に那覇商業高校などで分散開催された。
団体競技は普通計算と応用計算で行われ、3人の合計得点で順位を競った。
3人は26日、宮古総合実業高校で報告会を行った。
大里さんは「練習と同じように正答率が高く、達成感があった」、久貝さんは「普段通りの力が発揮できた」、平良さんは「得意分野の暗算で入賞できて良かった」とそれぞれ喜びを語った。
台風6号の接近で、全国大会には予定より早く現地入り。宿泊先のホテルで、3日間缶詰状態で猛練習したことが上位入賞につながったと話した。
大里さんは珠算、暗算ともに10段、久貝さんは珠算、暗算ともに9段、平良さんは珠算7段、暗算9段の腕前。
3人とも幼稚園から珠算を始め、学校も幼小中高と一緒の学校。通っている珠算学校の仲間でもある。
珠算部の下地康隆顧問によると高段者が3人そろい、入学当時から県内で優勝できる力があった。しかし、新型コロナウイルスの影響で各大会が中止になり、モチベーションの低下を心配していた。下地顧問は「切磋琢磨(せっさたくま)して頑張った。来年は県、九州、全国の大会で今まで以上の成績を生徒たちと目指していきたい」と話した。