8月末で接種率73%/市、目標75%に届かず
コロナワクチン1回目
市内の接種対象者が8月31日までに新型コロナウイルスワクチンの1回目を終えた接種率は73・4%となったことが1日、市新型コロナウイルスワクチン接種対策室のまとめで分かった。市が掲げていた「8月末までに75%」という目標にはわずかに届かなかったものの、座喜味一幸市長は8月末での75%達成に「高い目標設定」として一定の評価をするとともに、現在1回目の接種が行われている市による集団接種第2クールの終了時には2回目接種率が75%に近づくことに期待を示した。
12歳以上の接種対象者数が4万8565人であるのに対し、8月31日までに1回目を終えた人数は3万5630人だった。接種率を年代別に見ると、65歳以上が87・1%、60~64歳が82・0%、50~59歳が76・3%で、50歳以上は75%の目標を達成している。
30代、40代の接種率は60%を超えているほか、16~18歳は58・0%と20代以下では最も高い接種率となっている。
8月31日までに2回目を終えているのは3万1029人で接種率は63・9%となった。市では2回目については9月末までに75%の達成を目指していて、この時点で65歳以上はすでに目標に達している。
市による集団接種第2クールは8月25日から始まっていて、同26、28、29日、9月1、2、4、5日の計8日間で1回目の接種を実施。その3週間後に2回目の接種が行われることから、集団接種でのワクチン接種を希望する場合は9月5日までで1回目を終えておくことが必要となる。
8月31日時点での1回目接種率が73・4%となったことについて座喜味市長は「コロナ感染防止にはワクチンが決め手になるとの考えから、75%という高い目標を掲げ万難を排し取り組んできた。73・4%となったことは市民の協力と職員の取り組みのおかげ。感謝したい」と語った。
座喜味市長は、最近の特徴として16~18歳の接種人数が増加していることを挙げ、「高校生にも理解を得られてきたのかと思う」と話した。30代以上でも接種率は伸びているとして「集団接種の中で2回目の接種率も75%に近づくものと期待している。当たり前の生活に戻れる状況をつくっていきたいのでワクチン接種に協力をお願いしたい」と呼び掛けた。