食品技能コンで全国V、準V/「まぐろ油漬フレーク」活用PR
下地さん(宮総実)実技と総合で
第19回全国水産・海洋高等学校食品技能コンテスト(主催・全国水産高等学校校長協会)の実技の部で優勝、総合の部で準優勝に輝いた宮古総合実業高校フードクリエイトコース3年の下地飛鳥さんに対する表彰状の伝達が1日、同校で行われた。下地さんは「コンテストに向けては、短期間だったが受験勉強よりも頑張った。筆記競技の時間配分でとまどった部分があったので、それが少し残念」と振り返った。
同コンテストの参加資格は、食品技能検定1~3類すべてに合格し、かつコンテストの目的にふさわしい生徒として学校長から推薦を受けた生徒。下地さんは全国16人の枠の九州代表として推薦され出場した。
競技内容は、筆記競技(4択問題と記述問題)、実技競技(水産資源の識別、水産加工品の識別、実験器具名、各校の実習製品をPRする「POP」を作成し、完成した物を使用して1分30秒以内でのプレゼンテーションで行われた。
リモート開催となった今回は、競技についてはすべて本人の手元がカメラに撮影された状態で実施された。
競技終了後に画面に向けて解答を映し、大会事務局が確認する厳正な方法で実施された。
実習製品の「まぐろ油漬フレーク」のPOP作成について下地さんは「とにかくわかりやすさを強調し、いろいろな料理に活用できることをアピールした」と振り返った。
今回は、新型コロナの影響で競技種目の変更が多く、リモート開催となったが、それを乗り越えての実技の部(大日本水産会長賞)で優勝。総合の部(全国水産高等学校長協会)でも準優勝の快挙を成し遂げた。