10月は選挙戦一色に/市議選と衆院選
コロナ下、不安の声も
10月17日告示、24日に投開票の市議会議員選挙に向けた動きが水面下で本格化してきている中、10月21日に任期満了を迎える衆議院選挙の日程にも注目が集まっている。実施時期次第では10月のほぼ1カ月間が選挙一色となることから、市民の中には新型コロナウイルス感染症に不安の声が上がっている。市選挙管理委員会は市議選立候補予定者に、選挙期間中はコロナ対策の徹底を呼び掛け。コロナ下、二つの選挙を控え、対策に神経をとがらせている。
市議選の選挙期間(告示から投開票まで)は7日間。一方、衆院選(公示から投開票)までの期間は12日間。
9月中に衆議院が解散した場合、5日公示、17日投開票となり、投開票日は市議選告示日と重なる。市議選の投開票は24日となっており、市内は5日~24日までは選挙一色となる。
解散しない場合、公職選挙法は「総選挙は議員の任期が終わる日の前30日以内に行う」と定めており、日曜日投票ならば9月26日から10月17日までの選択肢がある。
一方で、10月21日まで臨時国会を開き、最終日に解散した場合は、11月28日投開票も可能になる。
市選管は「衆議院選挙がどうなるかまだ分からないので何とも言えないが、来月中には実施されそうなので、10月はほぼ選挙期間になると思う」と述べ、準備万端で臨む構えだ。
コロナ禍での選挙戦となり、1月の市長選挙では選挙運動が島内における感染急拡大の要因と指摘された。
コロナ下で二つの選挙戦が島内で展開されることについては、再びの感染急拡大に一部の市民から不安の声も上がっている。
市選管は「市議選の立候補予定者説明会でもチラシを配布し、感染予防対策の徹底を呼び掛けた。われわれもしっかり対策して取り組むので、選挙運動についてもコロナ対策は徹底してほしい」と話した。