8月は3352人が利用/空港PCR検査
前月の2.5倍 陽性者102人
新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を、宮古空港と下地島空港で実施する沖縄PCR検査センターは3日、両空港での8月の利用者数をまとめた。それによると、両空港で計3352人が利用し、前月から2・5倍に増加。そのうち島内在住者が2496人と全体の74%を占めた。陽性者は宮古空港で78人、下地島空港で24人の計102人が検出された。
宮古地区で感染者が急増した13日以降は検査数が100人を越えた。陽性者の1日最多で15人(11日)でゼロだった日は4日間しかなかった。
宮古空港では2648人が検査を受け、内訳は島内が1973人、県内が307人、県外が368人。検出された陽性者は島内が59人、県内が7人、県外が12人だった。
下地島空港の検査数は前月の3倍となる704人。内訳は島内が523人、県内が66人、県外が115人だった。陽性者は島内が11人、県内が2人、県外が11人となっている。
県は6月3日から両空港で検査を開始。事前のPCR検査を行わずに来県した人のため、離島空港に検査体制を整えている。7月16日からは、航空便を利用しない島内在住者も対象に加えられた。料金が3000円(県内在住者のみ)。
検査方法は検体採取キットに唾液を取り、提出するだけ。午後2時までに検査をした場合は翌日に、それ以降の検査では翌々日に、結果がメールで通知される。
同センターは「連日100人近くが検査を行っており、予約が取りにくい状況になっている。余裕があれば飛び込みも受け付けるが、基本的には予約をお願いしたい」と呼び掛けている。