「温度管理をしっかりと」/マンゴー
農家100人参加し栽培講習
マンゴー栽培講習会(主催・市農林水産部農政課)が9日、城辺長北のハウスで行われ、約100人の農家が参加した。今年初なりとなる同ハウスのマンゴーは、これから花が咲きそろう時期。講師の伊藝安正・恩納村農林水産課農業経営アドバイザーは「花が咲いても実を付けなかったら、それは本人のせい」と適切な温度管理を促した。
伊藝さんによると、開花から着果期のハウス内温度は、25~30度が適度。「暑かったらハウスのビニールを開け、寒い時は閉める管理が大事」と強調した。23度以下では、実を付けないという。
宮古のハウスでは、受粉昆虫が少ないと指摘。受粉昆虫の多さも着果を増やすポイントになるとした。
隔年結果の回避策については、「木は着果から収穫までの段階で疲れる。早い時期に回復させないと翌年、実を付けない可能性がある。実を6~7割収穫したら、肥料を与える。終わってからでは間に合わない」とアドバイスした。
講習会に参加した佐久田幸男さんは「温度や水、施肥管理が勉強になった。詳しくて、実践的な指導だった。今後に役立つ」と感想を語った。