平均反収は50万円超/品質上々「豊作」
葉タバコ買い入れ終了/2021年産
宮古地区(宮古島市、多良間村)の2021年産葉タバコの買い入れ作業が6日、終了した。総重量は前期作と比べ25トン増の1008トン、総販売額は同比1億円増の21億5400万円だった。反収(10アール当たりの収量)は豊作で2234キロ、平均キロ単価は2137円と高値だった。平均反収は50万円を超えた。今期はやや干ばつ傾向だったが作柄は平年並み、栽培面積が縮小したが重量、販売額ともに前期を上回った。
総販売額1億増の21億5400万円
宮古島市の栽培面積は前期比で26ヘクタール減った。栽培農家が4人減り102人。多良間村は面積、農家とも変わらず。地区別の総重量を見ると、市が前期比16トン増の954トン、村は同9トン増の54トンだった。反収は市が17キロ増の234キロ、村は40キロ増の249キロと豊作だった。目標反収の226キロを共にクリアした。
品質は上々で、平均キロ単価は市が49円高の2138円、村は15円の上げで2111円。共に2000円台で高値だった。地区全体では2137円だった。10アール当たりの販売額は市が50万292円、村が52万5639円。地区全体では50万50円だった。
生産農家の一人は「今年は豊作。豊作の年は収量も多く、反収も上がる。生育は干ばつ傾向だったが、大雨よりはいい」と話した。
今期の買い入れは7月27日から始まり、前期同様、新型コロナウイルス感染防止で入場を制限。作業を最小限の人数で行った。日本たばこ産業(JT)宮古葉たばこ取扱所では石垣市産も取り扱っている。同市産は総重量123トン、総販売額は2億4800万円だった。