中学校で授業再開/2学期がスタート
学校長 「コロナに負けるな」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休業(休校)となっていた中学校の授業が6日から再開した。この日は2学期のスタートとなることから、各校では始業式も行われた。学校長のあいさつでは、感染予防対策に伴い多くの制限や規制の中で学校生活に挑む生徒たちを激励した。休校が12日まで延長された小学校と幼稚園では、13日からの授業再開を予定している。
各中学校の通学路では朝7時半ごろから登校する生徒の姿が増え始めた。マスクの下でその表情は見えないものの、久々の再会を喜ぶ声が聞こえた。
このうち北中学校では、学校の会議室と各教室をオンラインで結んだ始業式が行われた。
あいさつで久高三彦校長は「1週間遅れたがいよいよ学校も再開し2学期がスタートした。皆さんの若い力でウイルスに負けない学校生活を過ごしてほしい」と激励した。
新型コロナ対策については「これから、周囲に感染者や濃厚接触者が出たとの情報が飛び交うと思う。そのときはぜひ立ち止まって考えてほしい。だれでもそうなり得る状況であり、SNS等で誹謗中傷をしないでほしい。集団生活では『優しさ』と『絆』が大切。厳しい時期だがみんなで支え合っていこう」と呼び掛けた。
式では、各学年の代表が2学期への抱負について発表。修学旅行など、いろいろなイベントが予定されていることに触れながら、充実した学期にすることを誓った。
緊急事態宣言が継続する中での中学校の再開理由について市教育委員会では▽ワクチン接種が進んでいる▽発達段階として感染予防対策について自己管理できる▽中学3年生は最終学年として授業時数を確保する必要がある-としている。
一方で、感染のリスクが高いと判断される場合は、各学校の実態に応じて弾力的な対策を講じるとしている。
幼稚園と小学校については、ワクチン接種ができないため感染リスクが高いことや感染対策の行動が困難な学年があり、学校の感染対策を講じても高い感染リスクが予想されることなどを理由に休校延長となっている。