対策徹底し学校楽しんで/新型コロナ
13日から幼小再開/大城教育長が呼び掛け
市教育委員会の大城裕子教育長は10日、市役所で会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校となっている幼稚園、小学校について、13日から再開することを8日付で各幼稚園、小学校に通知したことを報告。園児、児童に対しては「感染防止対策を徹底しながら学校生活を楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。
学校再開通知の中では、感染対策を講じても感染リスクが高いと判断される場合は実態に応じて分散登校などを検討すること▽マスクを外す給食時間は感染リスクが高くなることから十分な対策を行うこと▽登校することで感染する不安がある児童については欠席とせず出席停止とし、オンライン学習などの学習の保障を講じる取り組みを行うこと-などを求めている。
さらに、子どもたちが新型コロナ感染防止に取り組む中で不安やストレスを抱えている可能性があるとして、学校再開後の児童生徒の心のケアに対応することを求める依頼を10日付で各幼稚園、小、中学校に行った。
会見で大城教育長は、再開後の学校の対応について、通常通り終日授業を行ったり、給食は提供しながら授業は午前中のみとするなど、各学校により異なることを説明。「各学校の実態に応じた対策を講じながらの再開となる」との考えを示した。
園児、児童に対しては、夏休み期間中の外出自粛や臨時休校などで長期間、我慢を強いる結果となってしまったとした上で、「久し振りに友達や先生に会え、楽しい学校生活がスタートするが、これまで同様に感染防止対策を徹底しながら、学校生活をうんと楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。