敬老の日で赤飯振る舞う/池間自治会
お年寄り訪ね、米寿は表彰
池間自治会(仲間広二会長)は20日、「敬老の日」にちなみ、自治会役員らが対象世帯の1軒1軒を訪ね、赤飯や酒、菓子を振る舞った。例年、敬老会の会員やその家族、スタッフらを交えて盛大に敬老会を開催するが、昨年に続いて新型コロナウイルス感染症の影響で会は中止となった。
池間自治会では今年から新たに敬老となった新70歳13人を含む計222人の島の高齢者の長寿を祝った。配布は自治会役員と支援を申し出た昭和35年生で対象の約200世帯を回った。
敬老会会員名が書かれた冊子と赤飯、菓子、酒を配った。冊子には池間島とゆかりのある人たちが広告を掲載。これで得られるお金が祝いの品を買いそろえる原資になった。
また、今年米寿となった6人と親子で敬老となった「親子長寿組」には自治会から表彰状が贈られた。
仲間会長は「新型コロナのことを考え、今年も個別配布することに決めた」と説明するとともに、高齢者に対しては「池間島の礎を築いてきた。何もない時代に先輩が一生懸命に何事にも取り組んできたことで島が発展した。その思いを私たちの世代も受け継いでいく。今後も健康長寿で後輩たちを指導、激励してほしい」と話した。
今年米寿を迎え、自治会から表彰状を受け取った佐渡山利雄さんは「子供たちが訪れ、家族だけのお祝いをした。こうして米寿を迎えることができてうれしい」と笑顔で話した。