飲酒運転根絶に決意新た/秋の全国交通安全運動
2021年秋の全国交通安全運動が21日から始まった。今年は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、式典の開催は見合わされた。運動は21日から30日まで行われ、飲酒運転根絶と交通安全の意識啓発を図るほか、子供と高齢者をはじめとする歩行者の安全確保など4項目を重点に掲げ取り組んでいく。地域重点は二輪車の交通事故防止(無謀な運転の防止・マナーアップの推進)となっている。
同運動は「夕暮れ時 あなたを守る 反射材」をスローガンに、▽子供と高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者などの保護など安全運転意識の向上▽自転車の安全確保と交通ルール順守の徹底▽飲酒運転などの悪質・危険な運転の根絶―を全国重点に掲げ取り組む。
宮古島警察署館内では21年8月末現在、死亡事故は発生していないが、人身事故は30件(暫定値)発生。事故はオートバイ事故や交差点での出会い頭の衝突、飲酒運転による事故などが発生している。また、飲酒運転でも23人が検挙されている。同署では速度違反や飲酒運転など交通三悪、横断歩道での歩行者妨害の取り締まりをさらに強化している。
同運動に向けては「関係機関、団体と連携し、飲酒運転根絶対策や児童・生徒、高齢者等に対する交通安全教育など交通事故防止対策、悪質、迷惑性の高い交通違反の取り締まりを強力に推進していく」と強調するとともに、「(住民へは)それぞれの地域、職場、家庭などで交通安全活動への取り組みを行ってほしい」と呼び掛けている。
同運動は広く県民に交通安全思想の普及と浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施している。