市民75・3%が2回目終了/9月末までの目標達成
市、最終的には80%目指す/新型コロナワクチン
市による12歳以上の一般市民を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種第2クールが26日で終了した。27日時点のまとめによると、個別接種を含めた同ワクチン2回目を接種した対象者の割合(接種率)は75・3%となり、市が目指してきた「9月末までに75%」という目標を達成した。ワクチン集団接種は10月も実施される。市は最終的には対象者の80%接種完了を目指していて、引き続き未接種対象者に対し接種への理解と協力を呼び掛けている。
市新型コロナウイルスワクチン対策室のまとめによると、12歳以上の接種対象者4万8565人に対し、26日までに2回目を終えたのは3万6561人となった。
接種率を年代別で見ると、最も高いのは65歳以上で87・2%。次いで60~64歳が82・2%、50~59歳が77・8%などと続き、30歳以上では年代が高いほど接種率も高くなっている。
一方、29歳以下では16~18歳が61・1%と高く、25~29歳の58・5%、23~24歳の50・1%を上回っている。最も低かったのは19~22歳の41・7%だった。
ワクチン対策室の下地睦子室長は「市民や関係者の協力の下、ワクチン接種事業を円滑に進めることができ、9月末までに目標としてきた接種対象市民の2回接種75%を達成することができた」として市民らの協力に謝意を述べた。
その上で、「今後は最終目標の80%を目指して接種を進めるとともに、接種を希望する市民の皆さんへの対応を継続していく。また、3回目接種に向けた準備を進めていきたい」との考えを示した。
ワクチン接種率を全人口当たりで見ると、1回目を終えた割合は69・0%、2回目終了は65・8%となっている。
市によるワクチン集団接種は、5月29日から6月17日までは65歳以上の高齢者を対象に実施。12歳以上の一般市民対象接種は7月からスタート。第1クールは7月14日から8月19日まで、第2クールは8月25日から9月26日まで行われた。10月は6、10、13、17日に実施が予定されている。